UCLAのカーナー教授グループとコネチカット大学の研究者は、
体液由来のイオンを用いて動作する生物学的スーパーキャパシタを設計しました。
より長持ちする心臓ペースメーカーやその他の植込み型医療機器につながると予測しています。
現代のペースメーカーは、厚さが6〜8mmあり、体積の半分がバッテリーによって占有されています。 また電池の寿命から取替のための再手術が必要であり、患者に大きな負担となっていました。
開発されたバイオスーパーキャパシタは厚さ1μmであり、物理的な損傷なしに本体内部で曲がり捻れることができ、同等のサイズのエネルギーリチウムフィルムバッテリーよりも多くの電荷を蓄えることができます。
UCLAのカーナー教授は、「エネルギーハーベスターとスーパーキャパシターを組み合わせることで、決して交換する必要のない、生涯にわたって移植可能なデバイスに無限のパワーを提供することができます」。
この技術は、脳深部刺激療法、膀胱刺激療法、胃ペースメーカーなどへの応用も考えられます。
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